暫くぶりです。
月が変わって今月から10月です。衣替えの時でも有りますね。それにだいぶ寒くなってきましたね。
皆様も風邪などひかないようにしてくださいね。
では、始めます。
今週は、経済指標発表の連続・連続のオンパレードですね。
4日(月曜日)には、
『FRBバーナンキ議長講演』
5日(火曜日)は、
『オーストラリア・政策金利』『US・ISM Non-ManufacturingPMI』『日本・政策金利』
6日(水曜日)は
『EU・GDP(確報値)』『US・ADP全国雇用者数』
7日(木曜日)は
『オーストラリア・雇用統計』『UK・政策金利』『EU・政策金利+ECBトリシエ総裁の声明』『US・新規失業保険申請件数』
8日(金曜日)は
『スイス・失業率』『US・NFP(雇用統計)及び失業率』『カナダ・雇用統計及び失業率』『G7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)【2日間】』
とまぁ~、凄いの一言ですね。
毎月私も、この一週間は本当に気の抜けない緊張の連続でして金曜日の終盤に漸くほっとできる感じですね。
以前ですと、政策金利の発表となればまずは、【金利の変動があるのか否か】でしたが、今は金利の変動よりもそのあとの【声明文により一層注意がむけられており、その中身が大変重要になってきます】
一つずつ見ていくと、
5日はUS・ISM非製造業景気指数ですが、総合の数値は勿論の事、詳細の部分ではやはり【雇用】がどうなっているか?
そこの部分が重要になってきます。アメリカは現在今迄行ってきた景気刺激策(主に減税ですが)が元で景気が上向いてきているように見えましたが、やはりこの刺激策が切れるとその反動はすぐに数値となって現れてきましたね。住宅減税なんかの場合は露骨に出てきた感じが否めません。それで次なる刺激策をオバマ大統領やガイトナー財務長官は練っておりますが、どこまで財政出動ができるのか?既に財政はこれ以上借金をできない状態にある中での借金になる訳ですから、余程効果的・効率的な政策を完璧とまではいかなくとも実施しなければならないですね。
6日はUS・ADP全国雇用統計ですね。
これを目安に2日後のNFPを織り込んでくる投資家も多いかもしれません。相関関係としてはあまり酷似しているわけではありませんが、その日の取引をするにあたっては大変重要な指標でありまたマイナスに陥るような事になるとやはりアメリカの雇用はまだまだ不十分であり景気回復には程遠い状況にある事に違いはないともいえるでしょうね。
7日は、まず、オーストラリア雇用統計と失業率が発表されます。
オーストラリアはいち早く金利の引き上げを行い今f現在4.5%の金利ですが、利上げする前段階からスティーブンス総裁は適切な政策金利は4-5%である、と言っておりその丁度ど真ん中の位置に今ある訳ですね。それと為替レートでも対ドルで0.9727・対円では81円まで上昇来ております。既に過熱感が十二分に出ているわけですね。その背後には金価格の連日の最高値更新・原油の80ドル突破など資源国通貨として資源が上がればオージーも上がる状態にある訳です。それを踏まえての今回の雇用統計ですから、既に投資家や投機筋は織り込んでポジを持っている事でしょう。ですから、私個人的な意見としては、もし悪化するような数値なら結構きつく下落しますし、逆にまだ好結果なら上値の余地は限られてはますが、対ドルでパリティの可能性も無きにしも非ずといったとこではないでしょうか。それと雇用統計において総合的に好結果であっても油断は禁物です。それは雇用の詳細を見てみないといけません。正規社員の雇用が伸びていればいいのですが、パート・派遣社員の伸びの方が大きくて総合的にプラスになっても為替は下落すると見ています。これは日本と同じ理屈で十分解説がつくかと思います。
次に、待ってましたよ!この日の真打ちである
UKとEUの政策金利の発表。
UKは金利に変動がなければMPC議事録が出るまでどのような内容だったのかは公表しません。それに、何人かの政策委員からは『これ以上の金利の下落はない。』と明言しております。しかし、『量的緩和も視野に入れている』ということでなんだかどちらの方向に向かっているのかまだメンバーですら迷走しているように感じます。次にEUの場合です。20時45分に金利の発表がありますがそれ自体1%から変動することは100%無いでしょう。いつもトリシエ総裁は『金利は適切だ』と明言しておりますから。それよりもその45分後の21時30分から始まるECBトリシエ総裁の声明です。大抵は1時間位ですが、記者からの質問がどのようなものでそれに対して総裁はどのような認識を示しており・発言をするのかそこがとても重要になり注目されるところです。私も『ブルームバーグTVでライブで見ております』(因みに、ECBのHPでも見ることは可能ですよ)
更には、US・新規失業保険申請件数があります。勿論前回よりもそして、予想値よりも改善していればそれだけ失業者の数も減った事には違いないのですが、まだ45万人台で推移しており、最低でも30万人以下にならないと失業率の低下はないと思います。
漸く最終日の8日ですが、なんといっても『USのNFP(雇用統計)』に目が向いてしまいますね。毎回発表と同時にチャートが大きく変動しポジションも取れない状況になってる方も多いでしょう。
それだけ最重要な経済指標なんですが、現在アメリカの失業率は9.6%と依然として高失業率です。一時は10%を超えていましたがここ最近はこの数値でうろうろしています。が、いくつかの連銀総裁からは再び失業率は10%の大台に乗せてくるだろうという見解を見せております。
また、あまり注目されないように感じ取れるのですが、この1時間前にカナダの雇用統計と失業率が発表されるのですが、カナダも経済面でべったりとアメリカに依存している訳ですから、アメリカの景気が好転してこないと政策金利は0.25%から1%まで引き上げてきましたが、更なる景気回復は難しい局面に陥りかねないと感じてます。
他には余談ですが、フィリピンとインドネシアの政策金利の発表もありますね。
いずれにしろ、先進国であろうが新興国であろうが雇用が伸びないとそれも『正規社員』でないとほんとの意味での雇用回復にはならない事は中央銀行や財務省・政府は十分理解してますし、投資家もそれは理解しています。そこのところに少し今回ピックアップしてみて今後の取引にお役立て頂けたらと感じております。
今回は長いですが、もうひとつ
先月の日本の為替介入の金額の詳細が分かりましたね。
なんと!! 2兆1249億円ですよ。勿論外為特会(外国為替平衡操作特別会計)から資金は出ているのですが9月15日の1日だけでの介入ならば過去最高を更に4589億円上回る事になるそうです。しかし、15日の介入額はおおよその概算では1.6兆円から1.8兆円位と思われていた訳ですからつじつまが合わない。
やはり以前に書きましたが『だんまり闇介入』の2回目をしていたと私は確信しています。
その分金額が上積みされたと考えるのが普通でしょうね。
この介入自体に関してはIMFもクレームを付けており、日本としては今週ワシントンで開催されるG7でかなり追及され非難轟々になるのではと見ています。タイミングも最悪でしたしね。
為替は市場に任せるのがマーケットでの慣わしなんだし、介入を断続的に実施し続けれたとしても介入した側が勝った事は一度たりとも無い事は歴史が証明している事。
いくら内圧(財界・議員など)から圧力がかかろうともそれは一時的なものにしかすぎず、案の定、85.70近辺で張り付いていたレートも今では82円台をうかがえるとこまで、戻ってきています。
根本的な原因を突き止め解決するまではこの状態は変化しないと感じています。
それはアメリカの景気回復策としてのドル安政策と欧州債務危機の早期解決の2点に的が絞られているのは確実な事です。
一回だけですがオバマ大統領が1ドル70円位ならアメリカの輸出も持ち直しを見せるのではと発言したこともありますし、
欧州最大の経済大国にして貿易大国のドイツの貿易統計・GDPを見れば輸出が大きく貢献している事が直ぐに読み取れます。
近頃『Currency War(通貨戦争)』なる言葉も出てきてますが、自国の経済を早く立て直すには貿易で稼ぎ、少しでもその間に国内の経済情勢の立て直しを図っていこうとする意図は見え見えです。その格好のターゲットになったのが日本円なんですね。ですから、この状況から抜け出す事ばかりに目を向けずに円高にもメリットが何一つない訳ではない。要は『円高=悪』の観念を一時的にでも取っ払うことも必要なんではないじゃないでしょう。内需拡大もその一環でしょう。失業率は相変わらず高いですが、雇用のミスマッチが日本には多分にあるように感じます。一例をあげれば農業です。後継者不足で中国人労働者を雇用しているというこんなバカな話がどこにありますか??憤慨極まりないゆゆしき事態です!輸入品にばかり頼り自分たちで生産する事に乏しくなったにしても惨劇としか言いようがないです。私も農業は実際5年以上しております。確かに1日労働すると始めの頃はぐったりでバタンQでしたよ。だけど『継続は力なり』の精神で頑張り続けて5年、耕作面積も大きくなり自分たち家族の食べる分は十分賄えます。それよりか余るくらいです。この職業も立派な職業です。3Kなんて言われてますが、馬鹿にして人が今度は自分が馬鹿を見る日が近いようにも思いますね。それと政府・農水省も無駄な規制は取り払い、競争力のついた発展する農業を推進するべきです。他にも林業も同じです。毎年『花粉症』でお困りの方は相当数いる事でしょう。でもその原因であるスギ・ヒノキを伐採して、新たな小苗を植樹する。切り倒した木は住宅には勿論・中国から木材を輸入してまで割り箸を作らなくてもいいのではないでしょうか?固定概念をなくし新たな思想・発想を生み出しそこに雇用を作れるような産業を生み出す。この事を実施したらもっと日本は良くなると思いますね。